Software Defined Radioという言葉をご存知ですか?
PCの普及によって生まれ、2005年ごろから盛んになりはじめた、まったく新しい無線の楽しみ方です。
通称SDRやソフトウェアラジオとも呼ばれています。
その名の通り、ソフトウェアで機能の操作を行う無線機で、従来のハードウェア型では実現出来なかったことが
ソフトウェアであれば容易に行えるようになりました。
具体的には新しいモードを追加するといったケースで、従来では他の機種に買い換えるという他に選択はありませんでしたが、ソフトウェアではアップデートを行うだけですぐに新しい機能を備え付けることができたりします。
ですが一口にソフトウェア無線といっても簡素なものから非常に複雑な上級向けのものまで様々な種類があるため、全ての物が同じように使えるというわけではありません。
アマチュアユースでは、アンテナからくる信号をミキサーでベースバンドにコンバートし、その信号をパソコンへ送るシンプルなタイプが主流となっています。
またパソコンを使うタイプのものにも二つ種類があります。一つはサウンドカードのオーディオ変換を利用して音を出すもの。そしてもう一つはSDRにコンバーターを内臓させるタイプ。
キットタイプで売られているものは大半が前記のもので、構造が簡単なので安価。
その象徴といえるのが、Soft66やSoftRockというメーカーの品です。
もちろん完成品も存在しますが、そのほとんどが海外製のものとなっています。
定番どころは米国製のSDR-14、SDR-IQをはじめ、イタリア製のSDR受信機、PERSEUSあたりは国内の愛用者の数はかなり多いです。
これらは受信機ですが、ソフトウェアのトランシーバーもあり、スイス製のADT-200AやSDR1000が代表的なモデルとなっています。
ちなみにソフトウェアで無線を運用したことがない方がこれから始めようとした際、まず不安になるのが、あわせて使うパソコンもそれなりのスペックが必要なんじゃないか?ということ。確かに10年ほど前の廉価PCでは通信するのは厳しいものがありましたが
現代パソであればまったく不満のなく運用を行えます。
使う人の用途や機種によって変わってきますが、ユーザーの間でよく耳にする評判としては
分解能の高さや応答特性の優れたスペクトラムスコープ
一般的なトランシーバーにも劣らないデジタルフィルター
音質が安定しているSSBなどがあります。
誠に恐縮ですが当店でも定価が1万円以下の同様の機種については買取は不可とさせて頂いております。
逆に高い買取の需要を見せるホットモデルは、前記にも出てきた
PERSEUSやWiNRADIO製のWR-G313eなどがあたります。
時期によっても売買価格に幅が出てきやすいお品物もありますが
上記二台については現在も買取値は安定しています。